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記事一覧


失敗から気付けたメンタルブロック
※この記事は全5部シリーズの第4部です。 第3部では、 私たちが 【 無意識に感情から避けてしまう脳と防衛反応の仕組み 】 について触れました。 感情に向き合えないのは、弱さではなく防衛反応だという話です。 今回はその「無意識の逃げ」が、 セッションの場でどんな影響を与えるのか。 私がセラピストとして失敗した体験を通して書いていきます。 ◆セラピストになりたての頃の大失敗 セラピストになりたての頃、 まだメンタルブロックに向き合える状態ではない方のセッションをしました。 その方はこう言いました。 辛い感情を思い出したくない ヒーリングのように、寝ている間にブロックは外れないのか 向き合わずに楽になりたい 今思えば、正直な気持ちだったと思います。 でも当時の私は、 「そこに触れないと変われない」 「向き合わない限り、人生は動かない」 そう何度も、何度も伝えてしまいました。 ◆「私が正しい」というエネルギー なぜ、そこまで強く押してしまったのか。 私自身が、人生が変わったし 「これが正解だ」と信じることで 自分も安心していたのだと思います。 だから内
10 時間前読了時間: 4分


無意識に感情を避けてしまう理由
※この記事は「メンタルブロック」をテーマにした全5部シリーズの第3部です。 第2部では、 【 メンタルブロックが無意識に自分を守っている反応 】であることをお伝えしました。 今回は、 多くの人が無意識にやっている「感情からの逃げ」について。 一見たいしたことがない出来事の奥にあった、 深い感情に気づいた体験を書いています。 ◆無意識の避けと、深いメンタルブロックの正体 私がセラピストになる前の受講生だった時の話です。 気になっていたことがありました。 職場で一世代上の人に 「早く帰ろうよ」 と急かされ帰ると、なぜか忘れ物をしている。 コートを着ないまま外に出て、帰り道で気づく。 いつものことだなくらいで、深く考えずに流していました。 ◆ 大したことないと感じるとき、無意識は動いている 初めて、憧れていた先輩にセッションをお願いしたとき。 「大した悩みじゃないかもしれない」 と前置きして話し始めました。 感情がすごく動くわけではないけど、 繰り返していることがあるんです。 これってメンタルブロックですか? と、質問したところ 何度も繰り返している
1 日前読了時間: 4分


なぜメンタルブロックは自分で外しにくいのか
※この記事は「メンタルブロック」をテーマにした 全5部シリーズの第2部です。 第1部では、【 ノートワークで止まってしまう理由 】と、 感情が層になっている構造についてお話しました。 今回は、 なぜメンタルブロックは自分一人では扱いにくいのか。 その理由を、構造と感情の動きから見ていきます。 ― 無意識が最も見たくない感情を守っている理由 ノートワークで止まってしまったあなたは、 意志が弱いからでも、向き合い方が足りなかったからでもありません。 止まってしまうのはメンタルブロックが発動した証拠。 メンタルブロックは、 自分が最も見たくないネガティブな感情 。 現状を変えようと新たなものに挑戦しようとすると、 潜在意識は変化を嫌うので、あなたが 傷つかないようにと、無意識に必死に守っている 。 メンタルブロックは自分一人では扱いにくくなります。 本質に近づこうとすればするほど、 防衛本能働きブレーキをかけてしまう。 ◆メンタルブロックは「雑草」に似ている メンタルブロックは、一度刈り取れば終わりではありません。 よく似ているのは「雑草」です。...
2 日前読了時間: 5分


ノートワークで解決しきれない理由
この記事は、「メンタルブロック」について 深く掘り下げていく全5部シリーズの第1部です。 ノートワークや感情整理を続けてきたのに なぜか同じところで止まってしまう。 その理由を、「意志」や「努力」ではなく 心の構造 から見ていきます。 ― 現実が変わらなかった私の気づき ― ノートワークもやった。 感謝も書いている。 感情にも向き合ってきた。 それでも、現実は思うように変わらなかった。 ノートワークをすると、その場は楽になる。 でも、しばらくするとまた降り出しに戻ってしまう。 ちゃんと向き合っているはずなのに なぜノートワークを続けても変われないんだろう 「それでも現実が変わらない」そんな違和感を抱えていました。 ◆感情に向き合っていたはずなのに、限界がきた日 以前、会社で感情が暴走してしまったことがあって。 ある人の振る舞いに、ずっと見て見ぬふりをして我慢していたんです。 とうとう怒りが、爆発した。 感情をどうやってもを抑えることが出来なくて、その人に対して感情的になり逃げ道が無くなるくらい詰め寄ってしまったんですよね。 もちろんそのあとは、や
3 日前読了時間: 4分


メンタルブロックが望まない現実を引き寄せる
メンタルブロックとは潜在意識にあるネガティブ感情 雨が降ったから、虹が出た。 もし雨を「なかったこと」にしていたら、虹は見ることができなかった。 感情も、同じだった。 以前の私は、こう思っていました。 「嫌なことが起きたから、感情が動く」 「現象が先で、感情は後から生まれるもの」 だから、悲しみや怒り、不安が湧いてくるたびに どうにか消そう、感じないようにしようとしてきました。 潜在意識を学び、アファメーションをして、前向きな言葉を選び続けて。 それなのに、なぜか―― 似たような嫌な現象が、何度も繰り返す。 ◆本当は、順番が逆だった あとになって気づいたのは、順番が逆だった。 嫌な現象が感情を生んでいたのではなく、 潜在意識にあるネガティブ感情が、望まない現実を引き寄せていた。 つまり起きていることは 「潜在意識に未消化の感情がありますよ」 というお知らせ のサインだった。 ◆辛い感情に、蓋をしてきた理由 特に、真面目な人や潜在意識を一生懸命学んできた人ほど、ネガティブな感情を嫌います。 ・こんなこと思っちゃダメ ・怒っちゃダメ ・ネガティブを感
4 日前読了時間: 3分


アファメーションを頑張るほど苦しくなった私が、変われなかった本当の理由
以前の私はアファメーションも一生懸命やっていました。 「私は幸せ」 「私は大丈夫」 アファメーションを頑張るほど苦しくなっていった。 あとから知ったのですが、アファメーションは日本人の脳の特性や 無意識の仕組み上、逆効果になりやすいケースもあります。 科学的な理由については ▶︎ 【アファメーション効果ない人が多い理由】 で詳しく書いています。 ■アファメーションを頑張るほど苦しくなった アファメーションするたびに、今の自分が置かれている状況に目が行ってしまう。 「私は幸せです」と言いながら、心の奥では「幸せでない自分」を再認識する。 抵抗ないように、幸せになりつつありますに言い方を変えても結果は同じ。 その抵抗感が、少しずつ苦しさに変わっていったのです。 こんな経験はないでしょうか。 真っ白で、新品だったり、お気に入りの洋服を着た日に限って、なぜかカレーうどんを食べることになる。 汚してはいけない 気をつけなきゃ そう思っているのに、なぜかポタッと跳ねてしまう。 脳が「汚してはいけない」ではなく、「汚す」というイメージにフォーカスしてしまうから
5 日前読了時間: 4分


アファメーション効果ない人が多い理由|脳科学・遺伝子・潜在意識から解説
「前向きな言葉を使えば変われる」 そう信じて、アファメーションを続けていた時期があります。 でも実際は、やればやるほど苦しくなっていきました。 そのときの私の体験は ▶︎ 【 がんばるほど意味がなくなったアファメーション 】 に書いています。 アファメーションは 「ポジティブな言葉を繰り返すことで、潜在意識を書き換える」 方法として有名ですが、 実際には 「やればやるほどほど苦しくなった」 と感じる人がいます。 実は、アファメーションは 日本人には合わない人が多い方法なんです。 これには、 脳の仕組み 文化的背景 遺伝的特性 3つが深く関係していています。 ■ アファメーションは欧米文化から生まれた方法 アファメーションは、欧米の心理学や自己啓発分野から発展しました。 欧米では幼い頃から 自分の意見をはっきり言う 自己肯定を高く持つ 「自分はできる」と言葉にする といった文化が根付いています。 感情に直接ポジティブな刺激を入れるアプローチ が、 とても自然に入りやすい。 一方、日本は 「謙遜」 や 「周りとの調和」を大切にする文化。 「私はで
12月9日読了時間: 4分


なぜ焦りと潜在意識は関係しているのか
■ 焦ってしまう性格は思い込みだった? 「早くしなさい」と育った人の潜在意識 「何かにつけて焦ってしまう」 「いつも時間に追われているような感覚」 「普通のことなのに、なぜか手が止まる」 今回は、そんな「焦り」に悩んでいた クライアントさんの事例をご紹介します。 ■ 何かにつけて焦ってしまう生きづらさ クライアントさんは、家事・仕事・日常の行動など どんな場面でも 「早くしなきゃ」 というプレッシャーを感じていました。 やろうとすると焦って空回り 気持ちばかり焦って行動できない 常に時間に追われているような感覚がある この焦りやすいのは、性格の問題ではなく、 潜在意識の中にある 思い込みが原因 になっていることが多いのです。 ■ 「早くしなさい」の記憶 潜在意識にアクセスしていくと 忘れていたはずの幼い頃の記憶を思い出され お母さんからいつも言われていた 「早くしなさい」 「あんたは遅い」 という言葉。 何度も繰り返し言われるうちに 「私は遅い」 「私は迷惑をかける存在」 と、無意識のうちに思い込むようになっていました。 この思い込みが、大人
12月2日読了時間: 3分


なんで私だけ被害者意識を抜け出す方法
大きく心が揺れる出来事があったとき 「なんで私だけ…」 「どうしてこんな目に合わなければいけないの?」 そんなふうに感じてしまいがち。 それはあなたが、弱いわけでもないし あなたの心が必死にあなたを守ろうとしただけ。 まずは 「そんなふうに感じた自分でいい」と そっと認めてあげてください。 過去の私も、常に被害者意識の塊でした。 被害者意識を持つこと自体は悪くありません。 なんで私だけと思った自分を責めず、抜け出す方法を知らなかっただけ。 むしろ、そこから抜け出すチャンスです✨ 🔶そこにずっと居ると心が苦しくなってしまう 被害者意識に支配されてしまうと あの人のせいで あの言葉が忘れられなくて 私は悪くないはずなのに 周りのせいで私はつらい すると、無意識に 「私はいつも傷つけられる」 という望んでいないオーダーを宇宙に出してしまいます。 まるで、喫茶店にに行って コーヒーをオーダーしたのに パンケーキが出でくるのと同じ。 「あの人のせいで」と思い続けていると 潜在意識に深く刷り込まれてしまい そう思うような現実を引き寄せてしまう。 その結果、
12月1日読了時間: 3分


自己否定から抜け出した潜在意識が変えた未来
潜在意識の中にあったネガティブな思い込みに気付く 仕事での対人関係がうまくいかない どれも私の気持ちは理解してくれない 家に帰れば、母と衝突。 「私だけがいつも嫌な思いをしている」 と、常に被害者意識でした。 そんな時、メンタルブロックを開放していく中で 今まで、無意識に感じていたネガティブな感情に気付いた。 「どうせ、私なんて」 「頑張っても報われない」 「私は粗末に扱われる存在だ」 そんな思い込みを持っていることに。 そこで、ハッとしました。 望まない現実を引き寄せているは私自身。 だって、無意識にそんなことを思っているってことは 宇宙にイヤな現実を自分でオーダーしているだけ。 だから、望んでいない現実を引き寄せていた。 潜在意識にある未消化の感情 誰もが幸せになりたいと願っているのに 幸せになれないのは、潜在意識にネガティブな感情が 望まない現実を引き寄せるだけ。 そこを徹底的に向き合ってメンタルブロックを外しました。 そうすると、不思議なことに母の一言に対して 感情的にならなくなり、「私の事を思ってくれたんだな」 と思うようになれたり、相
11月25日読了時間: 3分


潜在意識の書き換えに効果ない私が、本物のセラピーに出会った話
最初からセラピストになりたいなんて思っていませんでした。 これまで私はアファメーション、潜在意識の書き換え、インナーチャイルド、ヒーリング、スピリチュアル…いろんなことを試してきましたが、根本的には変われませんでした。 当時の私はというと、母との関係や人間関係でずっと苦しんでいて、 「 自分の問題だけでも解決して楽になりたい と思っていただけ。 でも、潜在意識の書き換えなんて私には無理だとあきらめていた。 ■ また潜在意識の書き換えをやりたい きっかけは、この本でした。 https://amzn.asia/d/hdK1W6H その本を読んだとき、ハッとしました。 「私の潜在意識の知識って、なんて薄っぺらいものだったんだ…」 全然変われないのも、すっと腑に落ちました。 だからこそ、その本の内容が衝撃で、 「これが本物なら、人生が変わるかもしれない」 と思い、初めて潜在意識の書き換えに効果ない私がこころから学びたいと思いました。 ■ でも、最初は断った ネットで調べて個別の説明会を知り 思わず申し込んでしまいました。 説明を聞いて、メンタルブロッ
11月24日読了時間: 3分
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