普通の家庭でもアダルトチルドレンになる理由|生きづらさは幼少期に隠れている
- latentswitch
- 5月15日
- 読了時間: 6分
更新日:4 時間前

※この記事は「本音が言えない生きづらさの正体」シリーズ第2話です。
普通の家庭でもアダルトチルドレンになることはある
アダルトチルドレンという言葉を聞くと、
「機能不全家庭で育った人」
そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。
「普通の家庭だったから、私は関係ない」
そう思っている人も多いでしょう。
一般的に「普通の家庭」と聞くと、暴力や暴言がなく、衣食住にも困らず育った家庭を思い浮かべる人が多いと思います。
でも、子どもが感じた寂しさや我慢は、周りからは見えません。
親に悪気がなかったとしても、子どもの頃に感じた気持ちは、大人になってからの生きづらさにつながることがあります。
それでも、
本音が言えない
嫌われるのが怖い
NOと言えない
相手を優先しすぎる
我慢がやめられない
そんな状態が続いているなら、
幼少期の環境が無意識に影響している可能性があります。
アダルトチルドレンとは何か
アダルトチルドレンは病気や診断名ではありません。
子どもの頃の環境の中で身についた考え方や行動パターンによって、生きづらさを感じている状態を表す言葉です。
例えば、
親の顔色を見て育った。
空気を読むのが当たり前だった。
怒らせないように気を使っていた。
「いい子」でいることで安心を得ていた。
こうした環境では、子どもは自然と自分より相手を優先する反応を身につけます。
それは生きるために必要だった反応。
だから悪いことではありません。
ただ、その時に押し込んだ感情は消えていません。
悲しかった気持ち。
苦しかった気持ち。
本当は嫌だった気持ち。
そうした気持ちは心の奥に残り、大人になってからも人間関係や恋愛、仕事など、さまざまな場面で同じ反応を繰り返すことがあります。
これは親を責めたいという話ではありません。
当時の親にも、その時なりの事情や精一杯の子育てがあったのだと思います。
でも、それと子どもだった自分がどう感じたかは別の話です。
だから大人になっても、
本音を言えない。
断れない。
我慢してしまう。
そんな反応が続き、自分ばかりが苦しくなってしまいます。
でもそれは、弱いからではありません。
昔の自分を守るために作られた、無意識のメンタルブロックなんです。
私自身も親を避け続けていました
私自身、お盆やお正月に実家へ帰るのが苦痛でした。
でも、
「帰りたくない」
そう思うこと自体が悪いことのように感じていたんです。
育ててもらったのに。
ここまでしてもらったのに。
私は親不孝なんじゃないか。
感謝が足りないんじゃないか。
そんなふうに、ずっと自分を責めていました。
むしろ、本当は別の気持ちが隠れていました。
その時に気づいた本音については、こちらの記事で詳しく書いています。
そして一度、その気持ちを他人に話したことがあります。
でも返ってきたのは、
「育ててもらったのにあり得ない」
そんな言葉でした。
その時、
「やっぱり私が悪いんだ」
そう思い込み、さらに本音を押し込めるようになっていったんです。
その結果、私は大型連休が休みになる職場を避けるようになっていました。
お盆やお正月に休みがあると、
「帰らないの?」
と言われる。
帰りたくないなんて言えば、何を言われるかわからない。
だから最初から、大型連休がない職場を選ぶようになっていました。
当時は気づいていませんでしたが、私は無意識に責められない環境を選び続けていたのだと思います。
本当は、帰りたくないと思うほど苦しかった。
でもその感情よりも、
嫌われないこと。
責められないこと。
そちらを優先していた。
それくらい、幼少期から身についた「我慢する反応」は、大人になってからの選択にも影響していたんです。
生きづらさは少しずつ変えていける
だから必要なのは、無理に性格を変えることではありません。
「なぜ私は我慢してしまうのか」
その背景を知ること。
そして、置き去りにしてきた自分の気持ちに気づいていくことです。
でも、自分の内側と向き合うというと、怖く感じる人もいるかもしれません。
けれど本当は、責めるためではありません。
「どうして欲しかった?」
「本当は何が悲しかった?」
そんなふうに、幼い頃の自分と対話していくようなものなんです。
ずっと我慢してきた自分の気持ちを、やっと理解してあげる。
それだけでも、心は少しずつ変わり始めていきます。
私自身も、メンタルブロックを少しずつ外していく中で、
「親=苦しい」
それだけだった反応が変わり始めました。
だから今は、無理をして合わせるのではなく、自然体で関われる時間も増えています。
変えようと頑張ったわけではありません。
置き去りにしてきた自分の気持ちを認めていくことで、少しずつ心の反応が変わっていったのです。
我慢し続ける人は、ある日突然限界を迎えることがあります。
「もう頑張れない。」
そう感じるのは、決して弱いからではありません。
次の記事では、我慢し続ける人が限界で動けなくなる理由についてお話しします。
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