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怒りが教えてくれた本音【愛と憎しみが同時に存在する】
※前回の記事はこちら 第4章1話|怒りは悪じゃなかった 関係が近ければ近いほど、苦しかった。 数年前、弟を急に亡くした。 昨日までいた人が、突然いなくなる。 その現実を前にして、私は思った。 もう、家族を失いたくない。 母まで失うかもしれない。 ——そう思ったとき、私は実家に戻った。 愛情に気づいたから。 大切にしたいと思ったから。 でも—— ◆親を許せない私は未熟なのか 一緒に暮らすと、過去の傷が疼く。 言葉の端々に、態度の小さな棘に、昔の記憶がよみがえる。 優しくしたいのに怒りが湧く。 守りたいのに憎しみが出てくる。 母への愛情と、怒りが 同時に存在していた。 許したい。 本当は仲良くなりたい。 でも、許せない。 そして私は、「許せない自分」を責め続けた。 どうして私はこんなに冷たいんだろう。 どうして優しくなれないんだろう。 そこへ降ってくる正論。 「許しなさい」 「そんなに辛いなら出ればいい」 「距離を取ればいいだけ」 確かに、そうなのかもしれない。 でも—— ◆怒りが消えない本当の理由 私が本当に怖かったのは、 このドス黒い感情を出して
2月25日


本音に触れない限り現実は動かない
3章の最後で、私ははじめて怒りに触れた。 ▶︎ 【第3章3話】 はこちら あのとき、確かに怒りは込み上げてきた。 でも——それで終わりではなかった。 ◆吐き出したはずなのに、苦しさが消えなかった やっと本音を出せた。 ……つもりだった。 でも、全然おさまらない。 むしろ、苦しさは増していった。 早くこの状態から抜け出したくて、 私は何度もメンタルブロックを外した。 こんなにセッションを受けているのだから、 きっと良くなるはず。 そう思っていた。 なのに、現実も気持ちも変わらない。 ◆本質に触れた衝撃 なんで? そう思っていたとき、言われた。 「怒りの感情、出し切ってないよね。」 その瞬間、ハッとした。 私は怒っているつもりだった。 でも本当は—— ドス黒く渦巻く、ドロドロしたタールのような感情。 まとわりついたら簡単には取れない、 醜くて、重たい感情。 それが、確かにあった。 気づいていたのに。 見て見ぬふりをして、奥の奥に封印していた。 ◆本当の怒りは、見せられないものだった 人には言えなかった。 こんなことを思っているなんて 知られたら引かれ
2月24日


第3章まとめ|評価が怖かった理由は、私の弱さではなかった
私はずっと、 「評価が怖いのは自分が弱いからだ」 と思い込んでいた。 劣等感があるのも、 人の目を気にしてしまうのも、 自信が持てないのも、 全部、自分の問題だと。 でも第3章で見てきたのは、 私の性格ではなく、 もっと静かで、もっと深い構造だった。 それは、「生き延びるための仕組み」だった。 ① 評価が怖いのはなぜか 評価が怖いのは、嫌われたくないからではない。 本当は—— 「自分の存在を否定されるかもしれない」 という古い記憶が反応しているだけ。 今の出来事に見えて、過去の体験が動いている。 だから理屈でどうにかしようとしても、うまくいかなかった。 ▶ 評価が怖かった本当の理由はこちら ② 劣等感の正体 劣等感は「能力の差」ではない。 自分の立ち位置を正しく把握できていない状態。 本来は横並びなのに、無意識の中で下にいる。 そのポジションのまま世界を見ると、どんな景色も歪んで見える。 問題は能力ではなく、立ち位置だった。 ▶ ついに明かされる劣等感の本当の原点はこちら ③ 世代を超えて受け継がれるもの さらに深く見ていくと、それは私だけのもの
2月18日


世代間で受け継がれる未完了の連鎖
第3章 第2話「ついに明かされる本当の理由」 はこちら ◆母が叶えられなかった夢 母は子どもの頃、どうしてもピアノを習いたかった。 経済的な理由でもなく、理由もわからず なぜか、ピアノだけは頑なにダメと言われ 叶えてもらえなかったのだという。 だからこそ、その想いは強く残ったのかもしれない。 そしてその願いは、私に託された。 私はやりたくなかったし、 苦痛という時間でしかなかった。 ◆無意識に繰り返される構造 母もまた、「必要とされない」 という感覚を抱えていたのかもしれない。 だから悪気があったわけではない。 ただ、必要とされたかっただけ。 けれど子どもの私には、それは分からなかった。 ただただ、つらかった。 【追記】 母のようにはなりたくないとずっと思っていた。 あんなふうに押し付けたくない。 あんなふうに、わからせようとしたくない。 でもある時、気づいた。 私は誰かに「わかってほしい」と願いながら、 その実、「わからせよう」としていた。 正しさの顔をして。 あの瞬間、ぞっとした。 このままいけば、最も避けたい 同じ構造を再現する側になる。.
2月16日


ついに明かされる劣等感の本当の原点
※第3章 第1話「評価が怖かった本当の理由」 はこちら ◆母に言われた、あの一言 「2人目は男の子が欲しかったのに、女の子でがっかりした。」 母にそう言われたとき、私はまだ幼かった。 きっと母は、何気なく言ったのだと思う。 でも子どもの私は、その言葉をまっすぐに受け取った。 私は、望まれて生まれてきたわけじゃないんだ。 その瞬間、心の奥に小さな傷ができた。 ◆家族の中の見えない序列 姉や弟は、欲しいものを買ってもらえた。 やりたい習い事も、やらせてもらえた。 私はいつも姉のおさがり。 やりたいと言った習い事は、させてもらえなかった。 その代わりに、やりたくもないピアノを習わされた。 暴力があったわけではない。 特別ひどい家庭だったわけでもない。 でも、何気ない言葉と小さな扱いの差は、 子どもの心に静かに積み重なっていく。 私は、家族の中で一番下なんだ。 無意識のうちに、そう思い込んでいた。 ◆頑張らなければ、価値がない 必要とされない。 そう感じたくなかったから、私は必死になった。 人に頼らない。 弱音を吐かない。 結果を出す。 頑張らなければ、
2月14日
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