講座会場に向かった日、私は人が怖かった
- 1月5日
- 読了時間: 2分
更新日:1月6日

◆怖さの正体に気づく前の話
セラピスト講座の受講当日。
実はその1週間くらい前から、
会場参加にしたことを後悔していた。
だって、
初めての講座。
知らない人たち。
初対面の集団。
「なんで会場参加にしてしまったんだろう」
そんな思いが、さらに不安をあおった。
それでも会場参加を選んだのは、
それ以上に期待があったから。
この講座なら、
何かが変わるかもしれない。
そう思っていた。
当日の朝。
行きの電車は、かなり憂鬱だった。
そんな中、スタッフから連絡が入った。
「気を付けてきてくださいね」と
驚いたけれど、
そのやり取りすら、どこか緊張していたのを覚えている。
講座が始まり、
そして、しばらくしたらペアワーク。
正直、講座内容も全く頭に入っていない。
その状態でのペアワーク。
「……終わった」
その瞬間、そう思った。
周りの人たちは、みんな優しかった。声も柔らかく、表情も穏やか。
でもその優しさを、
信じたい気持ちと、
疑ってしまう気持ちが同時にあった。
◆私は人が怖かった
当時の私は
「周りはみんな敵」
と、思い込んでいたから。
捕獲された野犬が、檻の隅で震えている感じ。
誰も攻撃していないのに、近づかれるだけで怖い。
涙があふれそうになるのを、必死でこらえていた。
こういう場って、
対人恐怖症の人には、
正直かなりハードルが高い。
私の場合、
電車の中や、
街ですれ違う知らない人は平気だった。
怖かったのは、
「私の事をよく知らない人」
「講座」みたいな集団の場。
誰もわたしを見ていないのに、
なぜか
「見られている」
「評価されている」
ように感じてしまう。
当時は、
「コミュ能力が低い」
そう片づけていた。
でも、あとから分かった。
私は人が怖かったのは
これは性格やコミュ力の問題じゃなかった。
▶ 次回予告(第2話)
なぜ私は、「みんな優しいはずなのに、敵に見えてしまった」のか。
その背景には、人の評価が急に怖くなったある出来事があった。
そしてそれは、「突然起きた問題」ではなく、
ずっと前からあった【種】が、芽を出しただけだった。





