なぜ忘れ物やケアレスミスを繰り返すの?心の奥にある思い込み

持ち物を何かしら忘れる。
仕事で、ちょっとしたケアレスミスを繰り返す。
そんなことが続くと、
「自分は何かおかしいのかな」
と悩んでしまうことはありませんか?
私自身も、ちょっとした忘れ物がかなり多い時期がありました。
例えば、職場の先輩に「早く帰ろう」とせかされると、コートを着ないまま忘れて帰ってしまったり、何か荷物を置いて帰ってしまったり。
その当時は、職場にまた行けばあるし、大したことじゃないから、「まあいいか」とそのまま流していました。
ところが、メンタルブロックについて学ぶようになり、特に困っているわけでもないのに、忘れ物を何度も繰り返していることに気づいたんですね。
そのことが気になって、先輩セラピストにセッションをお願いしました。
◆そのミスは、どんな瞬間に起きていたのか?
セッションで振り返ってみると、
私の場合、忘れ物が起きていたのは「早く」と声をかけられた瞬間でした。
コートを着て帰ろうとしていた、まさにその時。
声をかけられた途端、「早く」の一言で、それまでやっていたことが頭からすっぽり抜け落ちてしまったのです。
「早く」に焦ってしまうこと自体に心当たりがある方は
こちらの記事も参考にしてみてください。
でも、よく考えてみれば、おかしな話です。
待たせておけばいい。
自分のペースで帰ればいい。
それなのに私は、無意識のうちに相手の期待に応えようとしていたんです。
そして、セッションで出てきたのは、想像していたよりずっと大きなものでした。
◆忘れ物の奥にあった、幼い頃の記憶
出てきたのは、幼い頃の記憶でした。
母がどうしても習わせたかったピアノ。
私はまったく好きになれず、練習もせず、レッスンのたびに先生に怒られてばかりでした。
「辞めたい」と母に伝えても、聞いてもらえませんでした。
それでも私はどうしても嫌で、出かけるふりをしてサボりました。
もちろん、家に帰ってばれて怒られました。
そのとき母から言われたのが、
「やめたければ、自分で辞めるって言いなさい」
という言葉でした。
やっと、私の想いが伝わったと思いました。
そこで次のレッスンの時に、自分から辞めることを伝えました。
ところが、今度はそのことで、めちゃくちゃ怒られたのです。
言っても聞いてもらえない。
動いても、責められる。
その頃の私の中には、母に対して「檻に閉じ込める人」というセルフイメージができあがっていました。
そして、目上の人に対して「期待に応えなければいけない」という感覚も、そんな体験の中で生まれていたのだと思います。
だから「早く」と言われたとき、私は自分がやっていたことよりも、相手の期待に応えることを優先してしまった。
その結果として、コートを着ることすら頭から抜け落ちていたのです。
人の顔色をうかがってしまうことが気になる方は、こちらの記事でも、書いています。
◆メンタルブロックを外したら、こんな未来が待っていた
このメンタルブロックを外したことで、変わったのは忘れ物だけではありませんでした。
「早く」と急かされても、以前のように頭が真っ白にならなくなりました。
自分のペースで動いていい、そう思えるようになったからです。
長年ぎこちなかった母との関係も、少しずつ良好なものに変わっていきました。
目上の人に対して、無理に期待に応えようとする感覚も薄れていきました。
相手の顔色より、自分が今何をしているかを大事にできるようになったんです。
「困っていない」で済ませてきた小さなミスの奥に、こんなに大きなものが隠れているとは、自分でも思っていませんでした。
◆「大したことない」と流していることに、何か引っかかっていませんか?
「困っていない」と思っているだけなのかもしれません。
本当は、何度も繰り返すその小さなミスに、心のどこかで引っかかっていることもあります。
でも、「大したことない」と自分に言い聞かせることで、そこを直視せずに済ませてしまうこともあります。
例えば、「なんか変」と感じているのに、「まあ大丈夫」と、そのままにしてしまうこと。
違和感を感じていたのに、見て見ぬふりをして、後から「もっと早く気づいていれば」と思ったことはありませんか?
本当に向き合わざるを得ないほど困っていたら、放っておけません。
でも、「これくらい平気」で済ませられるくらいだからこそ、見ないまま、何年も、何十年も繰り返してしまうことがあります。
私の忘れ物も、まさにそうでした。
◆自分の気持ちを後回しにしていませんか?
私の場合、幼い頃から「自分がどうしたいか」を伝えても、すんなり受け入れてもらえない経験がありました。
だからこそ、相手の期待に応えることを優先して、自分の気持ちを後回しにすることが当たり前になっていたのだと思います。
「本当は嫌なのに、我慢してしまう」
「言いたいことがあっても、相手を優先してしまう」
そんなことが続いているなら、忘れ物とは別のところにも、同じ思い込みが現れているのかもしれません。
本音を言えずに我慢してしまうことについては、こちらの記事でも書いています。
◆あなたが手にしたい未来は、どれですか?
もちろん、これは私の場合の話です。
同じ「忘れ物」や「ケアレスミス」でも、その奥にある思い込みは人それぞれ違いますし、外れた後に変わる未来も人それぞれです。
例えば、こんな未来を手にする人もいます。
急かされても、慌てず自分のペースを保てる自分。
目上の人の顔色をうかがわず、自然体でいられる自分。
小さな違和感を放置せず、その都度向き合える自分。
繰り返していたミスから、ようやく解放された自分。
あなたが本当は手にしたいのは、どんな未来でしょうか。
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