劣等感の正体は能力不足ではなかった|私は必要とされたかった
更新日:6月28日

この記事は、セラピストになる前にメンタルブロックと向き合っていた頃の私自身の体験談です。当時の気持ちを振り返りながら書いています。
この記事は【第3章】なぜ私は評価が怖かったのか第2話です。
◆母に言われた、あの一言
「2人目は男の子が欲しかったのに、女の子でがっかりした。」
母にそう言われたとき、私はまだ幼かった。
それを聞いている父は、肯定も否定もしなかった。
きっと母は、何気なく言ったのだと思う。
でも子どもの私は、その言葉をまっすぐに受け取った。
私は、望まれて生まれてきたわけじゃないんだ。
その瞬間、心の奥に大きな傷ができた。
◆家族の中の見えない序列
姉や弟は、欲しいものを買ってもらえた。
やりたい習い事も、やらせてもらえた。
私はいつも姉のおさがり。
やりたいと言った習い事は、させてもらえなかった。
その代わりに、やりたくもないピアノを習わされた。
暴力があったわけではない。
特別ひどい家庭だったわけでもない。
でも、何気ない言葉と小さな扱いの差は、
子どもの心に静かに積み重なっていく。
私は、家族の中で最下層の存在。
仕方なく家に置かせてもらっている。
無意識のうちに、そう思い込んでいた。
だから私は、
「ここにいていい」と証明したかった。
◆頑張らなければ、価値がない
必要とされない。
そう感じたくなかったから、私は必死になった。
人に頼らない。
弱音を吐かない。
結果を出す。
頑張らなければ、ここにいてはいけない気がした。
ずっとわからなかった。
どうしてこんなにも「認められたい」が止まらないのか。
私は必要とされていないと感じたくなかった。
認められたかった。
自分の存在を証明したかったんだ。
「頑張らなければならない理由」が、やっと腑に落ちた。
あのときの未消化の感情が、ずっと残っていたから。
同じような構造を、何度も繰り返していた。
ここで私は、ひとつメンタルブロックを外した。
すると今まで見えなかったものが、
少しずつ見えるようになっていった。
その中のひとつが、
母自身もまた、苦しさを抱えて生きていたのかもしれないということだった。
次回に続く。
ここまで読んで、
「頑張らなければ価値がない」
「認められなければ存在してはいけない気がする」
そんな感覚に心当たりがあるなら、
その背景には幼い頃に作られたメンタルブロックが関係しているかもしれません。
私自身も、自分では気づいていなかったインナーチャイルドの傷に触れたことで、長年抱えていた劣等感の正体が見えてきました。
そしてメンタルブロックを外したことで、
「頑張り続けなければならない」という
強い緊張感が少しずつ緩み始めました。
もし今、一人では整理できないと感じているなら、頼るという選択もあります。
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